ある専門家の分析です。
大雑把な分類ですが、首都圏の私立文系は以下のように昨年度の入試は行われたと考えると分かりやすいです。今年もこのような状況が続くことが予想されます。
残念ながら、私立文系の合否予想は模試では判断がつきません。このことを前提に下記をご覧ください。
①早慶上智の難易度は「横ばい」。センター英語170社会85が合格者のボリュームゾーンで変わらず。国語はセンターとの相関性は低いが(140~170あたりまで幅広く分布)、これはセンター国語と早慶の求めている国語力とのギャップによるものと推測できる。
②早慶上智合格者とGMARCH合格者の差は三科目で生まれている。GMARCHになると英語は160・国語は120・社会は80がボリュームゾーンになる。やはりどの教科も満遍なく鍛え上げないと早慶には届かないということ。
③日東駒専(成成明獨含む)と言われる学群の現在の合格ラインはセンター英語150+社会80。点数の推移を追えなかったので定かなことは言えないが感覚としてはこの学群の難易度が跳ね上がったように感じる。
まとめると①早慶は変わらず②GMARCHはやや難化③日東駒専は難化という感じだろうか。ぎゅっと圧縮されたとイメージするとよいかも。なお早慶の難易度横ばいというのはセンターの難易度に大きな変化がないことが前提。
国語力が早慶上智の戦いを決するのに対し、日東駒専は英語と社会で決まるという考え方は非常に的を射た分析のように感じます。
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