今回は、大学進学情報としてJAPAN e-Portfolioについてご説明します。
まずは、下記をご覧下さい。
こちらがホームページです。
かいつまんで言えば、今まで推薦AOで求められていた、学業以外の活動の記録を先生、生徒が特定フォーマットで記入、デジタル化されたデータを大学側が利用する構図です。
多分、今までシャドーワークだった、高校3年担任の先生方の推薦・AO書類の作成労力が減るだろうことが予想されます。
この構想は生徒の主体的な学習の客観的評価を、大学側がビッグデータを用いて行おうとしている点で、従来の提出書類よりも数値化した情報になる可能性が高くなっています。
二つの疑問点があります。
①管理社会の象徴?
データが高校・大学に残ったりして、就職の際に再利用される危険性が感じられます。
データの機密性が気がかりです。
②数値化されたデータの妥当性は?
従来、特記項目として記入されていた項目の数値化には妥当性があるのでしょうか?また受験の大きな要素として、成り立つのでしょうか?
例えば、アメリカの上位私立大学で行われている、アドミッションオフィスによる選抜は、かなり徹底的なインタビュー(面接)があるようです。
些末的なことではなく、人物本位を貫くためには、おざなりの面接ではなく、長時間の個別インタビューが有効のような気がします。(そのためのスタッフをアメリカの私立大学は雇用しています。)
とりあえず、スタートしています。気にとめておいて下さい。