誰でもリーダー

日経です。

 

「リーダーを育てたい」 専門職業大学に期待の声

 

中央教育審議会(中教審)が30日に答申した「専門職業大学」(仮称)の制度化について、教育・研究レベルの向上を目指す専門学校などからは期待の声が上がる。文部科学省は今後、詳細な制度設計を進めるが、財政支援のあり方や教員の確保といった課題も残っている。

 「専門職業人の養成には専門学校では限界がある」。傘下の専門学校で調理師を養成している学校法人辻料理学館(大阪市)の山田研・教育研究本部長は、今回の答申を評価する。辻料理学館は既存の専門学校のコースの一部を専門職業大に移行させたい考えだ。

 これまでの専門学校の教育は技能習得に特化することが多く、修学期間が1年などと短いコースもある。語学など教養教育や研究を行う余裕は少ないという。一方、既存の大学は、企業と連携した職業教育が不十分との指摘があった。

 海外では調理と合わせてレストラン経営などを担える人材を育てる大学が増えているという。調理の技能だけでなくマネジメントなどの専門知識も学べるようにすれば、海外大学との連携協定締結などが期待できるといい、山田本部長は「国内外で飲食業界をけん引するリーダーを育てたい」と意気込む。

 今回の答申は専門職業大について、国立大の運営費交付金や私立大への私学助成と同様に国が財政支援する方針を盛り込んだ。同時に、産業界のニーズに即応する特性から「民間資金の活用が重要」と指摘。地方創生の観点も踏まえ、自治体を含めた多様な資金を導入するとした。

 ただ、厳しい財政事情のもとで運営費交付金や私学助成は伸び悩んでいる。専門職業大に対応した予算をどの程度確保できるかは未知数で、民間企業の理解や支援が得られるかが課題になる。

 実務経験を持つ教員を4割以上にするとの目標達成も容易ではない。企業OBの活用などが考えられるが、「最新の知見を伝えられるのか」といった懸念もある。文科省は現役の社員が掛け持ちで教員になれる案なども今後検討する考えだ。

 

ウ~ン 悪くはないのですが.........。経営学部の4年制大学の学生が調理師専門学校に通っている姿を想像すればいいのでしょうか?

ネットを含めた通信制や大学への再入学などの多様性が求められているような気がします。