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高校生の基礎学力の定着度を測るため2019年度に始める予定の高校基礎学力テスト(仮称)について、文部科学省が高校1、2年生の間に複数回受験できる案を検討していることが12日、分かった。
これまでは高校2、3年生の年2回受験を想定していた。テスト結果をより早く生徒の指導改善に生かすとともに、前倒しによって大学受験への影響を少なくする狙いがあるとみられる。
テストの難易度はコンピューターを使って答えるCBT方式の導入を前提に、複数のレベルを用意して学校や生徒が選べるようにすることを検討。中学校の内容の学び直しから発展的な問題まで段階を設け、より多くが受験しやすいテストにしたい考え。
具体的な制度設計を議論する同省の高大接続システム改革会議が15年9月に公表した「中間まとめ」は基礎学力テストについて、(1)高校2、3年に年2回ずつ受験(2)平均的か、課題がある学力層が対象――としていた。
その後の議論で委員から「生徒の指導にいかすなら1年から始めた方がいい」「進学校の生徒が受けるメリットがない」との意見が出ていた。
基礎学力テストは19年度から始める予定で、次期学習指導要領が導入される22年度までは試行期間とし、大学入試への活用は23年度以降としている。文科省は今月17日の同会議で素案を示す方針だ。
「学力評価テスト」がもたもたしているのに対し、「基礎学力テスト」が順調に動き出すと、先取り学習をさせるモチベーションが基礎学力テストで生まれ、利用価値が上がるかもしれません。
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