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「Z会や河合塾、新大学入試に対応 「思考力」に商機 」
2020年度に始まる新たな大学入試に向け、塾や予備校の大手各社が新サービスを打ち出す。通信教育「Z会」の増進会出版社(静岡県長泉町)は3月、中学生向けの進学塾でグループ討論の授業を導入する。河合塾(名古屋市)も高校生に思考力などを評価するテストを始める。一部の大学は「考える力」を重視した入試を20年度より早く実施するため、大手がいち早く対応して生徒を囲い込む。
増進会出版社は3月、中高一貫校の生徒を対象にした「Z会東大進学教室」で、中学部を新ブランド「メテウス」と名付けて授業内容を刷新する。定員20人の集団授業120分のうち、20~30分程度をグループ討論などに割り当てる。例えば数学の場合、生徒同士でアイデアを出し合い、複数の解き方を探す。
授業後には各生徒がチェックシートで授業中に積極的に発言できたかなどを自己評価する。講師は生徒に思考力や協調性について改善点などを指導する。
対象の塾は首都圏5カ所で約250人の中学生が通う。料金は数学と英語1科目につき、週1回120分の授業で月額1万9600円とする。
河合塾は16年3月から、各教科の学力とともに思考力などを診断するアンケート型のテストを始める。高校1、2年生の全生徒に加え、高校にも販売して初年度に数万人の受験を見込む。教科ごとの知識があっても、他人に説明する能力が乏しい生徒には、プレゼンテーションの講座を用意して受講を促す。
20年度から大学入試センター試験が廃止される。新入試は現在の中学1年生から始まり、記述式の問題などで思考力などを問う内容に変わる予定だ。大学側も個別入試で知識の詰め込み型ではない受験方法を始めており、教育各社も新たな指導サービスに迫られている。
大学のゼミと就職面接がお手本です。
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