高校生の学習習慣調査

日経からです。

ほとんど日経の回し者になっています。(笑)

大学進学率の高い「進学校」の高校では1年生の時から学習習慣を身に付けた生徒の割合が高いのに対し、いわゆる「中堅校」では学習習慣の定着が遅く、中だるみ時期があることが、浜中淳子・大学入試センター准教授らの高校生調査で分かった。

 調査は、首都圏の公立高校(進学校4校、中堅校6校)を今春卒業した約3300人を対象に、1年時から3年時まで計5回(進学校は4回)にわたり日ごろの学習行動を聞き、推移を調べた。

 中堅校では、1年3学期に授業以外の学習を「全くしない」生徒は34.4%で、「2時間ぐらい及びそれ以上」は6.0%しかいなかった。進学校がそれぞれ10.4%、39.9%だったのと対照的だった。

 2年2学期になっても中堅校の生徒は41.9%が「全くしない」中だるみ。3年1学期になると「全くしない」は14.8%に減り、「2時間以上」が46.0%に増えるが、同時期の進学校(71.7%)と比べるとなお大きな開きがあった。

 中堅校でも入試が近い3年2学期になると、大学の一般入試受験組(進路未定者)は「2時間以上」が88.1%となり、進学校の94.3%に迫る水準となった。

 1年3学期と3年2学期を比べた場合、進学校でも中堅校でも、1年時の学習時間が長い生徒ほど3年時の学習時間も長かった。

 浜中准教授は「高校生の勉強離れが指摘されるが、学校ごとに学習行動は異なる。進学校では友達同士で刺激し合って早期から学習に取り組む生徒が多い」と話している。

 

濱中先生は教育学では実証研究を地道にされている先生です。早く調査結果全体が見たいです。