教育改革についてーGL論争の本当の論点(2)

今回の教育改革を本当に成功させるカギはダイバーシティ(多様性)です。

実は日本人が最も不得意なのがこの多様性です。

 

単一民族(本当はウソですが)が島国で暮らしているのだからしょうがないという

言説がありましたが、少子化の中で生産人口が減り、早晩大量の外国人労働者がいなければ成り立たないこの国で、グローバル化は避けられない事態です。

 

教育がグローバル化するのは必然でしょう。

 

では具体的に教育のダイバーシティ(多様性)とは何を意味するのか考えて見たいと思います。

 

日本のお手本になりそうな、アメリカを例に考えてみます。

 

最近CSで「フリーダム・ライターズ」という映画を見ました。

 感動的な映画ですが、結末にこのクラス多くの生徒が大学や短大に行ったことがナレーションされていました。

 

どうやって彼らは大学へ入学したでしょうか?

 

ここからは推測ですが、

 

コミュニティカレッジ(この中に短大も含まれる)→州立大学か私立大学→大学院

(舞台がカリフォルニアなので州立大学の方が私立大学よりもレベルが高い)

さらに勉強したい場合には大学院を目指したのではないかと想像できます。

 

当然彼らは奨学金を使って大学生活を送ったと予想されます。

 

 

これがアメリカの多様性です。落ちこぼれの高校生が大学に行くに際して、多くの

進路選択があることが重要です。特に大学から大学への編入が容易にできることも注目されます。

 

多様性とは様々な教育を受ける機会が数多く存在することです。

 

(つづく)