教育改革について(16)-文系廃止論の外圧

古い記事ですが、MOOCが世界の大学を半減させてしまう議論が書かれています。

 

http://toyokeizai.net/articles/-/15581

http://toyokeizai.net/articles/-/16065

 

さらに、日本語版MOOC(gacco等) も開始されました、

 

http://kisobi.jp/online-learning/3993/

 

額面通り受け取れば、授業がメインの文系学部がなくなる可能性があります。

 

一斉授業という形態が、ネットで置き換われば当然あとは、ゼミナール形式のディスカッション、スピーチ、プレゼンに特化することになります。文系でも教員数を確保しないといけなくなります。


MOOCは英語をベースにある程度の発展する可能性がありますが、国内版はかなりきびしいと思われます。

 

問題点は以下です。


①放送大学の存在、ネット上の通信大学の併存は無理

②資格を求めて大学に行くのに、それを超えた学習は


放送大学・カルチャースクール・大学公開講座などと同一視され


存在してもメジャーにはならない。


慶應SFCは10数年前から、授業をネット配信していました。その当時科目等履修生の身分で大学に通っていた私は恩師の授業を懐かしく見ていた思い出があります。数年後SFCの実験は終わってしまいました。早すぎた実験だったかもしれませんが、今MOOCを見るとどうも否定的な感想しかみられません。


さらに、

③映像授業は成立するか


塾業界にいれば誰もが思っている、永遠のテーマです。東進をはじめとする映像授業は私見では、あるレベル(多分旧帝・早慶)よりも上に効果があると思われます。同じことがこのテーマでも語られ始めています。


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38724