教育改革について(9)ー学力評価テスト及び国際バカロレア資格からみる、今後の大学入試対策(中学生編)

《中学生編》

 中学生の場合、公立中学校に通っていることを前提にすると、公立高校か私立高校への進学が主な進路となります。2020年の大学入試改革を見据えた進学を考えると、最低限学力評価テストに対応できる高校が望ましいでしょう。

 

 1.国際バカロレア認定校(私立・公立)

 2.公立トップ校(SSHやSGH指定校の高校)

 3.私立の大学受験の体制がしっかりしている高校(見極めは入試問題)

 

以上の順番が考えられます。大学入試改革がスムーズに進行すれば案外3年~5年程度で、大学入試に準じて高校入試改革が進む可能性があります。

 

現在の中学生を対象とすれば、英語、国語、数学の高校入試を100点にする努力が当然求められます。つまり公立のトップ校に入ることを目標として、公立高校の入試問題を完全に解けるようにすることが目標です。

 

茨城県を例にとれば、公立高校には学習面での特色選抜が事実上ないので、全ての学校が同じ基本的な問題となってしまいます。


しかし、詳細に見てみると


●数学の大問6・7・8の(2)などの、正答率が10%を切る問題の完答を目指して勉強することは必ず高校生になって実を結びます。


●英語は高校入試そのものよりも英検準2級合格を目指して勉強すべきです。


●国語は公立高校対策として9割を目指して「要約」中心の学習をするとよいです。



まとめると、

【数学】高校の先取りができる指導者がいれば利用することもよいが、いない場合には公立高校の難易度の高い問題をじっくり解き、思考力を養う。


【英語】学校、進学塾での英語ではなく、英検→TOEFL&TOEICを目指して対策ができる塾・学校を選ぶ。


【国語】現在のところ勉強できる場所がない。論理を学ばせ、日本語の4技能を育てることができるところはない。※



※手前味噌ですが、シオンセミナーは完ぺきではないですが、国語を論理的に扱うことができる唯一の塾です。