今回の教育改革で求められる人材は中教審答申の言葉を借りれば、
「生きる力」と「確かな学力」を持ち、思考力・判断力・表現力を備え、主体性を持って国際社会で活躍できる人材の育成と言えます。
特に学力とは
(1)基礎的・基本的な知識・技能
(2)知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等
(3)主体的に学習に取り組む態度
の学力の3要素のことであり、(3)の言い換えとしてアクティブ・ラーニングというワードがもちいられているようです。その最終段階に位置する大学には選抜段階で以下のことを求めています。
◎アドミッション・ポリシーの明確化
◎個別選抜の改革(学力の三要素を踏まえた学力評価の実施、多元的な評価の推進等)
◎「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の活用
◎高等学校の学習成果の適切な評価
◎特定分野において卓越した能力を有する者や多様な背景を持った学生に対する適切な評価
◎入学者の追跡調査等による、選抜方法の妥当性・信頼性の検証
◎評価方法の工夫改善、評価に関する専門的人材の育成活用
◎アドミッション・オフィスの強化をはじめとする入学者選抜実施体制の整備
です。

今回の教育改革を調べている中で、この本を見つけました。この本を読んでいると、中教審が出している大学への注文がハーバード大学のアドミッションポリシーとピッタリ一致しているのに驚きます。
中教審はハーバード大学のような選抜方法を考えていることがわかります。
グローバル人材とはアメリカのトップ大学が輩出している人材なのです。
つまり、今回の改革のひな形がアメリカにあり、アメリカの制度を持ち込む可能性が高いと考えるべきです。
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