文部科学省が推進する、全国のエリート高校対象としたプロジェクトとして、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定校制度があります。
*SSHは2002年から開始されており、過去に指定されている多数の高校がある。
*SGHは選外に漏れた高校も準指定校(アソシエイト)扱いをしている
簡単に言うと、SSHは理系用のプログラム、SGHは文系用プログラムです。
標題に掲げた「SSH+SGH+α=200」が文科省の思惑ではないでしょうか。
では、+αの高校とはどういう高校でしょうか。全国的に200校の配分を考えた場合、都市圏ではない都道府県では2~3校になる可能性があります。各都道府県には公立の伝統的な名門校が存在し、教育委員会への影響力も高いことが想像され、これと私立上位校との戦いが発生する可能性が高くなり、加えて公立中等教育学校もこの争いに加わると、三つ巴の様相を呈する事態が考えられます。
以上の予想を茨城県で考えて見たいと思います。
現在までのSSH指定校は以下です。
SGH指定校は以下です。
- 茨城県立土浦第一高等学校
- 茨城県立水戸第一高等学校(アソシエイト)
-
東洋大学附属牛久高等学校(アソシエイト)
更に前回お話ししました、国際バカロレア日本語DP連絡協議会の参加校は
です。
茗渓学園は当確として、茨城の名門校水戸一高と土浦一高の二強、また中等教育学校として並木中等教育学校があり、日立一高と清真学園も県北地域として参戦するでしょう。以上をまとめると水戸県北の中で1校、土浦・つくば地区で2校程度で落ち着く可能性があります。
現在危惧されるのは、上記にノミネートされなかった高校の今後です。私見ですが理系のレベルは確保されるでしょうが、文系の難関大進学に大きな問題が起きる可能性があるのではないでしょうか?
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