2020年の教育改革の中で、最も世間の認識が薄いのが国際バカロレア(IB)についてです。国際バカロレアについては以下をご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/
注目すべき点は、以下の2点です。
①国際バカロレアに必要な英語でのカリキュラムの制約が緩和され、日本語での授業も大幅にOKとなり、認定が容易となった結果、文科省が推進している2018年までに200校の目標数値の可能性が見えてきました。その際、全国で設立されている公立の中高一貫校がその受け皿になることは必須でしょう。地方の伝統的な進学校はスーパグローバルハイスクールに指定されるレベルでなければ国際バカロレア認定校に進めない可能性があります。
②国内の大学も国際バカロレア資格による入試が拡大し、IB認定校の生徒が自由に有名大学に進学できることになります。このことと①の状況を踏まえると、現在の進学校と呼ばれている地方の高校の半分は凋落するのではないかと考えられます。これは、大学をG大学とL大学に区分しようとしている方向と完全に一致しています。
コメントをお書きください